子どもに医療保険は必要か悩んだことがある方もいらっしゃるかと思います。ずぼらママも妊娠中から加入したほうがいいか悩んだ一人です。
出産後、病気で子供が数回入院した経験もある、FPであるずぼらママが、その経験をふまえた上で、子どもの医療保険は必要かをメリットデメリットを含め解説していきます。
子どもの医療保険に加入するメリットとデメリットは?
それでは、子どもの医療保険に加入した場合のメリットとデメリットについてご紹介します。
医療保険に加入するメリット
子どもの医療保険に加入すると、子どもが入院するなど、いざという時に保険金を受け取ることができます。
子どもが入院した場合でも、医療費助成金制度で医療費のうち保険診療の自己負担分の一部か全部が助成されるので、医療費がかからない、もしくは少額で済みます。そのため医療費の心配はほとんどありません。
但し、小さい子供の場合、病院に付き添いで泊まるようなケースもあります。その場合レンタルする簡易ベッド代や、入院の部屋を個室にする場合等の差額ベッド代はもちろん自費になります。
医療保険に加入していて保険金をもらうことができると、このような医療費以外に必要なお金に充てることが可能です。
医療保険に加入するデメリット
子どもの医療保険に加入した場合、保険会社や保険内容によりますが、月5,000円程度の保障だと、月1,000円~2,000円等大人の医療保険より低金額となっている保険が一般的です。
とはいっても、仮に月2,000円の保険に加入した場合、年間で24,000円の出費となりますので、お金がかかるのがデメリットです。
子供が入院するとどのくらいお金がかかる?実体験をご紹介
ずぼらママは今まで子供の入院を複数回経験しています。
①1回目の入院
入院期間:約2週間
部屋:急な入院だったため、個室しか空きがなく個室.
数日後、子供の状態が落ち着いたタイミングで大部屋へ移動
夜間付添:有
その際にかかった費用:差額ベッド代約15,000円×7日分+簡易ベッドレンタル代約2,000円×日数分(本人の食事代は授乳中だったため必要無し)
②2回目の入院
入院期間:約2週間
部屋:大部屋
夜間付添:有
その際にかかった費用:簡易ベッドレンタル代約2,000円×日数分・本人食事代数百円×日数分・付添している親の食事代約1,000円~1,500×日数分
③3回目の入院
入院期間:3日間
部屋:大部屋
夜間付添:有
その際にかかった費用:簡易ベッドレンタル代約1,800円×日数分・本人食事代数百円×日数分・付添している保護者の食事代約1,000円~1,500×日数分
入院して色々な医療措置をしてもらっても、医療費が公的助成で無料だったのが本当に助かりました。
ただし、個室しか空いていなかった場合の差額ベッド代は1日15,000円×日数なのでかなりの金額が飛んできました。ただ、子供が小さいと授乳があったり、他の子供の泣き声で寝付けない等もありますので、個室を選択したいと考える方も多いかもしれません。
また、本人の食事代はそこまで金額がかからず栄養バランスのとれた食事を提供してくれますが、付添している保護者の食事は、院内のコンビニや食堂で済ますしかありません。
外食だとどうしても費用が多くかかってしまうので、1日あたり1,500円くらいはかかっていましたので、医療費以外にも入院に付随して発生する費用があるということを考えておいた方がいいです。
子供の入院を経験したFPであるずぼらママは医療保険に加入している?
実際に子供の入院を経験したずぼらママですが、子供の医療保険には加入していません。
そのため、子供の入院で今まで数十万円の費用を支払ってきました。
そこまでの出費を経験しても子供の医療保険に加入しない理由としては、義務教育期間中は医療費の助成があること、これが大きいです。
ずぼらママが居住している市区町村では、義務教育期間中に医療費の助成があり、小学校入学前の子供の医療費は0円、小学校に上がってから義務教育期間中は200円のみの自己負担のみです。
この医療費助成は子育て世代にとてもありがたい制度です。
また、大人と比べて子供が入院するケースは大人と比較して圧倒的に少ないといったデータがあります。実際に、知り合いのママで子供が入院した経験のある方はほとんどおらす、入院した経験のあるケースでも、1週間の入院程度です。
子ども医療保険は主な保障内容が入院の保障ですので、確率で考えると医療保険に入るメリットは少ないと考えます。
子供がいる家庭におすすめの保険は?個人賠償責任保険に加入していると安心
とはいっても、子どもがいる家庭が入っていると安心な保険があり、ずぼらママも加入しています。
その保険は、個人賠償責任保険です。
個人賠償責任保険とは?
個人賠償保険は、法律上の損害賠償責任を負うことになった場合にカバーする保険です。
・子どもが自転車に乗っている際、あやまって人にぶつかってけがをさせてしまった
・子どもがボール遊びをしていて、あやまって隣の家の窓を割ってしまった
等、賠償責任を負うケースに備えるものです。
個人賠償責任保険は、単体で加入する保険ではなく、自動車保険や火災保険、家財保険等のオプションでつけることができます。
保険料も比較的低額ですが、最高1億円まで(商品によっては2億円迄)保障されるので、子どもがいるご家庭では加入しておくことをおススメします。
なお、個人賠償責任保険は、例えば火災保険と自動車保険それぞれで特約として追加していたとしても、支払われる保障は1件とみなされるので、重複加入にはご注意ください。
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